「いい人」ばかりの自分を変える
あなたはいい人ですか?
今回取り上げる「いい人」とは、他人に気を遣い過ぎて他人から良く思われたいという気持ちが強く、そのために自分の気持ちを抑え込んで周囲に合わせてしまう性格の持ち主のことです。
どんな人にも「自分はこうしたい」という欲求があるもので、心理学ではそれを社会的欲求と呼ぶそうです。
周りに合わせ過ぎていませんか? |
社会的欲求とは
社会的欲求は大きく分けて二つに分類されます。
- 誰かとつながっていたいと考える親和欲求
- 誰かから認められたいと考える承認欲求
本来の自分を偽って「いい人」を演じてしまう人は、上述の親和欲求と承認欲求が強いのだそうです。
誰だって人から嫌われたくないという気持ちはあるものですが、常に本心よりも周囲の意見を優先して行動していると、ストレスで押しつぶされてしまうかも知れません。
他人とのつながりが切れてしまうことや、他人から否定されることに対する恐怖心が強いと言い換えることも出来そうです。
他人から認められたい気持ちがあるのに、自己主張を強めてしまうと周囲から嫌われる、だから「いい人」でいることを優先する。
何だか、苦しそうですね。
洞窟から出たいのに、自分だけ出てしまったら自分勝手だと非難されそうで、だから酸素がどんどん薄くなっていく洞窟に皆と居続ける・・・。
そんなのはあなたにとって不幸な選択だからやめましょうと言うのは簡単です、言うだけですから。
「人から嫌われたっていいじゃない?」
「他人の目ばかり気にしてどうするの?」
「相手の気持ちはあなたがコントロールできるものじゃないんだから」
本人だって、実は言われなくても分かっているのでは?
ただ理屈で分かっていても、一歩を踏み出す勇気が出てこないから変えられずにストレスを溜め込んでしまっているのでしょう。
他者に合わせ過ぎてしまう人は、恐らく内気で気持ちが優しすぎるのではないのかなと、ワタシには思えるのです
いい人でいることは決して悪いことではないけれど、他人に合わせ過ぎていたら「誰のための人生を生きているのか」分からなくなりそうです。
それはとても、もったいないことですよね。
そんなワタシもこうでした
ここからはワタシの子供時代について。
人見知りする性格で、内気で大人しく、誰かと争うことが大嫌いな子でした。小学生の頃にはいじめられたこともありましたよ。
特に自分に自信を持てることも無く、内気な自分を変えることは自分だけでは難しいですし、変えられるとも思っていなかったです。
そんなワタシに転機が訪れたのは中学生のころ。身体は同学年の子の平均より大きかったため、ラグビー部に勧誘されて入部したことでした。
ラグビーというスポーツの存在さえ知らなかったのに、入部していきなり他校のチームとの練習試合に出場させられました。ルールも知らないまま、「先輩に付いて走っていればいいから」とだけ先生に言われて。
ラグビーという競技は、とにかく体の接触が激しく「痛い」のが大きな特徴のスポーツです。
内気で大人しい性格だったワタシにとって、激しく体をぶつけ合うラグビーは未知の世界でした。ラグビーでは「痛い」「きつい」「怖い」という面がありますけど、ワタシにとっては「楽しさ」の方が勝っていました。
内気で大人しい性格だったワタシが、ラグビーとの出会いによって自分に自信を持てるワタシに変わっていったのですから。
思い切ってやってみることの大切さ
内気な性格を変えるためには心構えだけではなくて、思い切って内気なままではいられなくなる環境に身を置くことが効果的だと思います。
本気で性格を変えるためには、理屈以外に「行動してみる」という後押しが必要のようです。自分の中に自信が芽生えてきたら、「私はわたし」と思える自分にきっと近づけると思いますよ。
あとは、すでに過剰に持っている「協調性」と自己主張とのバランスを取るようにしてくださいね。
note: 私はこの記事でVecteezyの画像素材を使わせてもらいました。
https://www.vecteezy.com/
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