東京オリンピック2020に便乗OK?
東京オリンピック2020・パラリンピック競技大会の開催が迫ってきました。
4年に一度、しかも1964年の第18回大会以来の、東京での開催とあって、この機会にちゃっかり便乗してガッポリとお金儲けしたいと考えている企業様や個人もいらっしゃることでしょう。
でも、「オリンピック」や「五輪」という言葉を勝手に使用してしまうと、知的財産を無断使用したとして罰せられてしまうそうで。
東京オリンピック・パラリンピック2020に勝手に便乗して商業活動してはいけません |
2019年2月に、IOC(国際オリンピック委員会)が「五輪」を日本の特許庁で商標登録しました。
それにより、「オリンピック」だけでなく「五輪」という言葉を使用した経済活動には、多くの制約がかかるということです。
そうすると、ブログなどでオリンピックや五輪について語っただけで罪に問われないだろうかと不安になりますね。
罰せられる表現の例として、大会組織委や日本広告審査機構が公表したものが以下。
罰せられる表現例
- TOKYO2020●●●●
- ●●●リンピック
- 2020スポーツの祭典
- 目指せ金メダル
- 2020年にはばたく
- オリンピック開催記念
- 2020円キャンペーン
- 「東京」「2020年」の使用(セットおよび単体)
これらをワタシが勝手に要約してみると、
- 2020年は東京について語ってはならない
- 今年は西暦20XX年と書くならオーケー
- 税抜き・税込みで2020円の代金支払いをさせたらアウト
- オリンピックの表記をクッピンリオとすれば意味不明だから可
- 目指せ金の玉とか、へ理屈な表現は不可
- 2020年はスポーツをしてはならない
などなど
それならいっそのこと、オリンピックの開催を辞退したほうが良いような気がしてきますが。
他にも、大会観戦チケットを購入した人のみ、写真や動画の撮影をすることまでは許可するが、インターネット上でそれらを公開した場合は罪に問われてしまうそうです。
これも、東京2020オリンピック・パラリンピック大会は誰とも繋がらずに、個人で勝手に感動するだけにとどめなさいという意味でしょう。
だったらやっぱり、もうオリンピックの開催自体を中止にした方が良くないのかなと思ってしまいます。
ただ、大会スポンサーがIOCに多額のお金を支払っているからオリンピックを開催することが出来るわけで、大会組織委にお金を払わない企業や個人がオリンピック・パラリンピックにあやかろうとするのは、虫が良すぎるかも。
特にインターネット上には、「お金を稼ぐ・儲ける」という言葉が飛び交い過ぎで、ワタシ個人は何だか気持ち悪く感じるようになってますけど。
経済活動を伴わなければ、友人らと五輪について語ったりしても良いそうなので、東京オリンピック2020・パラリンピック競技大会を思い切りお楽しみください。
note:私はこの記事でVecteezyの画像素材を使わせてもらいました。
https://www.vecteezy.com/
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