薄毛・壮年性脱毛症の悩み
髪の毛が薄くなってきた。
そんなコンプレックスを持ち続けてお悩みの方、特に男性に多いですね。もちろんここでその話題を取り上げて、笑い者にするつもりなんてありません。
実はワタシも、そんな男性の一人でしたから。
薄毛・壮年性脱毛症で悩む男性は多いのです |
医薬部外品の購入はお金を捨てるだけ
髪がどんどん細く少なくなってくると、まず髪型を変えることで「ごまかそう」とします。
同時に、テレビ広告などで流れてくる「育毛剤」が気になるようになってきて、コンビニなどで気軽に購入します。
でも、それらを使用しても何も効果はなく、順調に髪はさらに細く少なくなっていきます。
なぜならお手軽価格で売られている「育毛剤」の多くは、ただの「医薬部外品」ですから。
「医薬品」と「医薬部外品」は別物で、わずかでも発毛・育毛に効果が認められる成分が入っていれば、「医薬部外品」として製造販売することが許可されています。
「ニンジン」「センブリ」「ショウキョウ」といった生薬成分や、メントールという皮膚刺激成分が入っていることが多いのでは。
特に「メントール」というのが曲者で、皮膚に付けた時のスーッとする感覚が、いかにも毛穴から吸収されているかのような「錯覚効果」をもたらしてくれます。
ワタシ自身が数十年間、お悩みの張本人でしたので、断言しておきます。
大原則として、毛穴から育毛剤が浸透することはほとんどありません。
ましてや、「医薬部外品」の育毛剤が。
「医薬部外品」の育毛剤一本の価格は1000円から2000円といったところでしょうか。
社会人にとって一か月2000円程度の出費なら、継続的な購入が可能でしょうから、製薬会社にとって育毛剤は”ドル箱”なのでしょう。
薄毛の悩みを抱える男性たちは、気休め効果に何年もお金を払い続けます。
その間に、確実に以前よりも髪は減り、ウブ毛へと退化していきます。
「医薬部外品」の育毛剤は、赤ん坊や病気による異常な脱毛症状といった、これからウブ毛が硬毛へと確実に成長していく状態の毛根になら、確かな効果を発揮してくれるでしょう。
育毛剤の広告に起用されていらっしゃる「剛毛」の持ち主たちは、あくまでもイメージキャラクターであり、彼らのような「剛毛」はいつまで待っても生えてきません。
薄毛の進行が進むと、次はコンビニで気軽に購入できる育毛剤でなく、「強力な発毛効果」を謳う「本物」を探し始めるのではないでしょうか。
「中国四千年の秘術」「クレオパトラも愛用していた」と書かれていたら、購買意欲をそそられてしまうかも。
高額なものなら絶対に満足のいく効果が得られるに違いないとして、「発毛・育毛サロン」へ通いたくなる人もいるでしょう。
かつてのワタシがそうであったように。
育毛・発毛サロンについて
某・発毛サロンへ3年間通いましたが、毎月購入させられた育毛グッズには、コンビニで売られている「医薬部外品」の育毛剤と同程度の効果しかありませんでした。
効果が無ければ全額返金保証という制度も、ウブ毛が2~3本生えただけでも効果があったということにされ、返金された人など一人もいないはずです。
このような発毛・育毛サロンの施術も、赤ん坊や病気による異常な脱毛症状といった、これからウブ毛が硬毛へと確実に成長していく状態の毛根になら、確かな効果を発揮してくれるでしょう。
つまり、何の問題もなくスクスクと成長する健康な毛根にのみ、絶大な効果を発揮してくれます。
経済的な利益のみを追求する「育毛ビジネス」にお金を払い続けることを止めたワタシは、クスリで髪を取り戻そうとすることを諦めました。
発毛サロンに通っていた頃、ビニール製の手袋をせずに頭皮に薬液を塗っていたカウンセラーの女性に、大丈夫ですかと聞いたところ、言われた言葉を今も覚えています。
「大丈夫ですよ、素手で薬液を付けてヤバかったら、私たちの手は今ごろ毛むくじゃらになっていますよ」
つまり、皮膚に付けても薬液は毛穴から浸透しないばかりか、こんなものに育毛効果なんて無いということですね。
壮年性脱毛症にはいくつかの脱毛パターンがあるようですが、いずれも「毛根が痩せて小さくなるにつれ、成長サイクルを繰り返すたびに作られる毛が細くなり、ウブ毛に退化する症状」のこと。
もう一つの大原則。
一度退化して小さくなってしまった毛根は、二度と元へは戻りません
育毛剤メーカーの中の人々やAGA治療を施す医学関係者らは、こぞってこの大原則を否定するでしょう。
薄毛でお悩みの方々は、彼らにとって大事な「金ヅル」ですから。
病院でのAGA治療では「医薬品」が処方されるようですから、ミノキシジルという成分によっていくらかの改善は見込まれるのかも知れませんが、薄毛に悩む患者さんがAGA治療を受けなくなったら、状態は元に戻ってしまいます。
長々と書きましたけど、この悩みの解決法は3つあります。
- 落ち武者のような髪型になっても一切苦にしない
- 思い切って丸坊主にすることで、頭頂部の薄い部分を目立たなくする(無毛になるまでの気休めですが)
- 医療植毛手術を受ける
ワタシには苦にしないという選択はできませんでしたが、まず坊主刈りにしました。
発毛サロンに通っていたころからずっと、自分で週に2~3回バリカンで見た目を整えていたんです。
その状態で数十年間過ごし、数年前に医療植毛手術を受けました。
無毛になっても坊主頭のまま開き直る決心はできていましたが、薄毛によって人生で多くの損をしてきたのだという気持ちを抑えることが出来なかったので。
私の薄毛の原因は、親からの遺伝にあることは明らかでしたから。
頭頂部全体の状態は、もはやウブ毛さえ虫眼鏡を使わないと見えないほど細くなっていましたね。
医療植毛以外に解決策はありません
医療植毛の手術を受けるために必要なのは、「100万円を超えるお金と、ほんの少しの勇気」です。
お金に関しては、効果のない育毛剤のまがい物や、効果を維持するために払い続ける金額に比べれば、決して高くありません。
移植した髪の毛根が定着して伸びてきて、術後の頭皮の状態が髪で隠れてくれるのに3~4か月かかってしまいます。
継続的にお仕事されている方にとって、そんな長期間の休暇を取ることは難しいでしょう。
ほんの少しの勇気とは、手術を受けた状態が隠れるのを待たずに外出すること、あるいはその間だけ装着する「医療用かつら」を使用する勇気のことです。
医療植毛手術を受けるクリニックを選ぶ上で大事にしていただきたい点は、もちろん医療技術が確かなものであることは絶対ですが、そのクリニックの医師がどんな理念を掲げている方かという点も大事だと思いますよ。
薄毛に悩む方は、周囲から屈辱的な目で見られた経験が少なからずあるのではないでしょうか。
「髪のことで悩んでいます」と、誰かに相談するだけでも勇気の要ることですよね。
育毛剤のキャラクターに起用されるような「剛毛星人」に、そんな小さなことでクヨクヨするなと、上から目線でアドバイスされたい人はいないでしょう。
ワタシが手術を受けた神奈川県横浜市のクリニックの医師は、幸いにも薄毛に悩む人の気持ちを理解してくれる方だったと感じました。
インターネットを利用できる環境が無かったら、ワタシはそのクリニックに出会うことはおそらくなかったでしょう、とても感謝しています。
薄毛という症状は、こころの病を併発しかねないものです。
ネット上にも、自らが禿げていることを自虐的に表現する人をよく見かけます。
努力しても無駄、大金を払って人間不信になり、日ごとに状態は進行して、限られた自分の人生の時間が削られていく。
大げさでしょうか?
髪の毛なんかなくても好きになってくれる女性はいる、という慰めの言葉は当事者の心には少しも響きません。
女性から好かれる以前に、まず自分で自分を好きになれない現実を変えたくても変えられないから、苦しんでいるんです。
ワタシも幼少時以来、初めて自分で坊主刈りにしたときは、情けない気持ちになって泣きましたけどね。
この記事は、アフィリエイトを目的としたものではありません。
関心を持たれた方は、検索エンジンで医療植毛について調べて比較してみてはいかがでしょうか。