どうすれば人を好きになれるのか?
2019年の流行語大賞には「笑わない男」がノミネートされましたね。どこかの歌の歌詞では、私は泣いたことがないというフレーズもあります。
笑わない・泣かないというのは個人の気持ち次第で何とでもなりそうですが、人を好きになったことがない方もいるようです。
人を好きになったことがない・どうすれば人を好きになれるか分からない |
その方は決して人を好きにならないことを誇っているのではなく、恋人同士や子供のいる母親たちを見ると、とても羨ましく思えるようです。
女性の場合、大人になる過程で自然にカッコイイ男の子に惹かれる経験をするものだろうと、ワタシは勝手に思い込んでいました。
身の回りにカッコ良く見える男の子がいなかったとしても、テレビや街頭に貼られるポスター、インターネット上にも、普通よりカッコイイ美少年・美青年アイドルが目に飛び込んできそうです。
もちろん誰かを好きになるきっかけは外見の良さだけではないでしょう。
誰かに優しく接している人を見て、その優しさを自分にも向けてもらえたりしたら、少なからずその人のことを好きになると思うんですが。
どうすれば人を好きになれるのだろうか?
人を好きになるための答えを見つけようとする前に、なぜそこまで人を好きになれなくなってしまったのかを考えてみると良いのではないでしょうか。
ワタシは人を好きになれなくなったことは無いですが、幼少時は極度の恥ずかしがり屋でした。
例えば、自動車を正面から見た時に、それが人の「目・鼻・口」に見えてしまい、向こうから走ってくる自動車がまるで自分のことをジロジロ見ているような感じがして嫌でした。
その頃のワタシは、今思うと積極的に人と話したり挨拶したりというコミュニケーションが苦手だった気がします。
幼い子供が積極的にコミュニケーションというのも何か変ですけど、明らかに活発な男の子ではありませんでした。
幼児から少年となるにつれて少しずつ、コミュニケーションが上手になった記憶があります。
人を好きになれないのはひょっとして、過去に誰かから受けた仕打ちなどがトラウマになっているのかも。
もしも過去の出来事が原因なら、専門的なカウンセリングを受けたりして、心の中にある苦い思い出と向き合う機会を持つと良いでしょう。
意識して自分の方から人に優しい気持ちで人に接するのも良さそうですね。
どんな人でも、やさしい気持ちで接してもらえたら嬉しいもので、自分に対して優しく接してくれる人を好きになります。
人にやさしく出来る自分のことも好きになれますよ。誰かを好きになる前に、自分のことを好きでないのかも知れませんね。
アルプスの少女ハイジから
突然ですが、アルプスの少女ハイジに出てきた「クララ」という脚の不自由な少女のことを、ワタシは思い出しました。
クララは車いす生活を送っていたので、身の回りのことはすべて大人がしてくれました。
人から世話をしてもらうばかりで、自分には誰かを喜ばせることなど何も出来ないというコンプレックスを抱いていたのです。
クララがアルムの山に滞在中に、ヤギ飼いのペーターのおばあさんの為に本を朗読してあげたところ、盲目のおばあさんはクララに心から感謝しました。
嬉しかったのはクララも同じでした。
なぜなら脚が不自由な自分にも、誰かを喜ばせることが出来るのだと気付かせてもらえたからです。
人を喜ばせることで感謝され、親しみの気持ちを持ってもらえたら、やはり嬉しいのではないでしょうか。
それを繰り返すことで、人を好きになるとはどういうことなのかが分かってくるような気がします。
恋人のいる人が羨ましいですか?
恋人候補を探している男性の中には、気持ちの優しい女性を好む方も間違いなく存在しますよ。
自分で自分を好きになってから、自分にとって好きになれる男性を探しても遅くはないでしょう。
プラスアルファとして、やさしい笑顔を心掛けてみてください。