GoPro中古品 メルカリに見る価格設定のイタさ

2021/03/19

GoPro お金 その他

 GoPro中古品 メルカリに見る価格設定のイタさ


GoPro中古品 メルカリに見る価格設定のイタさ
GoPro中古品 メルカリに見る価格設定のイタさ


ワタシは最近、コンパクトデジタルカメラを「生まれて初めて」購入しました。もちろん中古品です。7年ほど前のカメラですが。しかしもう一つ欲しいカメラがあります。それはGoProを始めとするアクションカメラです。


そもそもワタシがコンパクトデジタルカメラを買ったきっかけは、写真でなく動画を撮影したかったからです。しかし、買ったコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)では動画撮影時の手ブレ補正機能が全く利きません。カメラ用のジンバル(手ブレ補正ツール)は異常に高価です。スマホ用の3倍の価格です。それにジンバルって荷物になりそうで、ワタシの好みではありません。


そこでアクションカメラに目が向きます。中華アクションカメラにも一瞬だけ興味を持ちました。でも中国を儲けさせるとロクな事にならないので選択外。するとアクションカメラはGoPro一択となります。ただしお目当てはあくまでも中古品。


ヤフーオークションでの出品もチェックしていましたけど、ワタシはYahoo!のアカウントが無いことと、アカウント作成に必要とされたケータイ電話も持っていないので、現在は主にメルカリへ出品されているGoProをチェックしています。


ワタシがほしいのは2種類。ひとつはHERO7 Black、もうひとつはHERO8 Blackです。HERO7以前のバージョンは手ブレ補正の性能がいまひとつなので狙えません。ジンバルを使えば良いようですけど、それくらいならHERO7以降を購入したいです。ただしHERO7でもシルバーとホワイトには興味がありません。ブラックよりも低価格で出品されているのを見かけますが、撮影した映像にきっと不満を持つはずなので。(あくまでもワタシの主観です


前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。メルカリに限らず、2021年3月現在、中古品市場に出回っているGoPro製品の値の付け方に、ダメ出しをしたいです。ハッキリ言って「価格が高過ぎ」です。


まずHERO7について、2018年9月に発売されています。HERO7ブラックは発売時には税込み53,460円でした。現在では2年半落ちです。時が過ぎ、GoPro本家のサイトでは最近まで30,800円で売りに出されるようになっていました。ということは、中古市場にあるべき価格は30,800円以下のはずです。


次にHERO8について、2019年10月に発売されています。HERO8にはブラックしかありませんが、発売時には税込み55,880円でした。現在では1年半落ちです。時が過ぎ、GoPro本家のサイトでは現在サブスクリプションに加入すると税込み38,000円で購入できます。ということは、中古市場にあるべき価格が38,000円以下のはずです。


ところがそれ以上の価格で売りたがっているユーザーが少なくありません。そういう方々はHERO7ブラックを発売時価格53,460円で、HERO8ブラックを55,880円で購入されたのでしょう。もちろんそういう方々にとっては今でも5万円以上の価値を保ち続けているのだと思います。売却しなければ、ですが。


しかしひと度、それらを売ってお金に変えたいと考えて出品したなら、市場が下す「本当の価値」に抗うことは出来ないのではないでしょうか。


ワタシなりに考えるGoPro HERO7ブラックとGoPro HERO8の適正な中古価格(2021年3月現在)はこうなります。


GoPro HERO7 BLACK - ~22,000円まで

GoPro HERO8 BLACK - ~32,000円まで


メルカリに出品されたGoProの出品者の中には、少しずつ価格を下げている人も居るようですね。苦渋の決断だろうと思います。たった数年で価値が1~2万円も下がっているなんていう現実を、受け入れ難いだろうとは思います。


値下げ幅も1円単位で下げて行きたくもなることでしょう。偶然隣り合わせに表示された出品者が、同じバージョンのGoProを自分より安値を提示しているときのやるせなさ、痛いほど良く分かりますとも。


あるいは隣の同製品を売っている人がそんなに高値で売っているなら、自分だってと値を吊り上げたくもなりますよね。ええ、誰だって少しでも高値で売りたいんです。お気持ちはよーく分かります。


でも、出品者さんたちの見るべきところは、現在売りに出されている価格ではなくて、「かつて売れた価格」の方じゃないですか?自分と同じく売れ残っている出品者と同じ価格を付けても、仲良く売れ残るだけですよ。なぜなら購入希望者は「少しでも安く買いたい」ですから。ただし、1年前の売買成立額を参考にしてはいけませんよ。1年前のほうが高く売れたのは当たり前なのでね


出品者と購入希望者のやり取りを見ると、やたらと値下げを要求するコメントが目立ちます。「お値下げ可能でしょうか?」が圧倒的に多いようですね。何でしょう「お値下げ」って。なんか気持ち悪い「お」の付け方に感じるんですけど。あまりに極端な「お値下げ」要求者は、転売目的でしょうか・・・


そんな風に値下げばかり要求されると、出品者は意地でも値下げするものかと、頑なになるのも頷けます。でも、市場を読み誤ってはいけません。希少価値の高い商品でない限り、価値が上がることはあり得ませんから。そしてやがてはGoPro10が登場するのかも。その時、過去バージョンの価格が現在よりも上がるでしょうか?


少しでも高値で売りたいという気持ちが邪魔をしてませんか?市場価値を冷静に見極めませんと、5万円の価値があるはずの新品未開封のGoProも、やがては経年劣化で電源も入らないガラクタになリますよ。「現在」が一番高値で売れる時期だということに気付いた人が、「より少ない損で」売却益を得られるんだと思います。明日よりも今日のほうが高く売れるんです。


それからもう一つ気付いたこと。出品されているGoProの中に、「本体のみ」の出品があるようですね。不自然じゃないですか?どうして購入した時にあったはずの付属品を一緒に付けずに出品するのかな。その出品者はどうやってGoProの充電してたんでしょうね?まさか本体は無事で、付属品だけ何者かに盗まれたとか?きっとそういうことでしょうね・・・


あーそうそう、もう一つあります。GoPro7・GoPro8と検索してるのに、それ以外のバージョンや中華アクションカメラを紛れ込ませるの、やめてほしいですね。探しにくくなって邪魔なので。


ではまた。

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